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2024-05-15

仕入日記番外:西表島

以前から沖縄は好きで本島は何度も訪れましたが、石垣島も西表島も行ったことがありませんでした。
今回は仕入れ目的だったので観光はなし。しかも直前までバタバタしていたので下調べもほとんど出来ないまま向かった西表島。
そこは想像を遥かに超える、原始的で美しい自然が残る島でした。

まずは石垣島へ飛行機で向かいます。
国内線は1月以来でしたが、福岡空港の保安検査場が進化してて軽くびっくり。
電子機器とかカバンから出さなくて良いんです。スムーズ。

まだ4月ですが、石垣島はモワっとした熱帯らしい空気。
この独特の肌にまとわりつく感じ、青々と茂る南の植物たち、南に来たなという感覚で嬉しい。早速バスに乗り込みホテルへ。
初めてだったので宿は石垣港のすぐ近くにしました。窓から港が見えます。

チェックイン後、足もないし予定もないので付近をぶらり。
730交差点という場所がすぐ近くにあるのですが、これは沖縄が戦後本土復帰を果たした後、進行車線を右から左へと変えた記念に付いた名前だそうですよ。

水分補給は市場のマンゴージュース。

市場は離島らしくこじんまりとしていましたが、少し前に改装したみたいです。
改装前に来たかったかも。
那覇の牧志のように商店街の中にあります。

いろいろ買いたくなるのをグッと我慢。
でも少しだけお土産などを調達しました。

コンビニで買った沖縄銘菓。こういうの見つけると絶対買ってしまう。
一見めちゃくちゃ甘そうですが、意外と軽く食べられる感じ。

夕飯は居酒屋でもずく酢やゴーヤチャンプルーなどを。

締めは730交差点近くにあるゲンキショップのさんぴん茶ジェラート。
めっちゃ牛(オブジェ)が見てくる。

ちなみにゲンキ乳業は石垣島にある日本最南端の地元乳業で、どの商品も八重山諸島にしか流通させていないそう。
グッズがとんでもない数あって、どの土産物屋にもたくさん!
マグネット好きの旦那へのお土産は、今回このゲンキのものにしました。かわいい。

2日目。いよいよ西表島へ。
ユーグレナ石垣港離島ターミナルから早朝の高速船に乗ります。
ちなみに旅の間、結局ユーグレナは飲まず仕舞い。

そう、ここは具志堅用高さんの故郷。
店主は遠慮しましたが、ほとんどの方が隣に立って同じポーズで撮影。
まぁそうなるよね。

雨もギリギリ降ってないし、せっかくだからと窓のない席へ。
でもまぁまぁ波がギリギリまで来る。

そしてまぁまぁ揺れる。
でも途中で席を立ってはいけないので、窓のない席のまま耐える。
ちなみに濡れても自己責任です。

50分ほど船に揺られ、着きました西表島。
西表島に港は2つあり、今回店主が目指したのは大原港でした。
ちなみにリゾートホテルなどが多いのは、もうひとつの上原港の方です。

港近くから既に、あちらこちらに鬱蒼と茂る緑、緑、緑。

咲き乱れるブーゲンビリアも美しい。

港近くの郵便局にはイリオモテヤマネコ。

天気が良ければぶらぶら歩こうかとも思っていましたが、微妙な空模様だったので直前にレンタカーを手配。
離島だしレンタカーも限られるので、借りられてラッキーでした。
ちなみにこの信号、日本最南端だそうです。

乗り慣れない車幅広めなエコカー(我が家の車はコンパクトな軽バン)でドキドキでしたが、西表島はイリオモテヤマネコをはじめとする珍しい生き物を守るため、速度制限30~40キロ。
みんなゆっくりな上に車も少ないし、国道を走る分にはなんの問題もありませんでした。

今回そんなに観光スポットを調べていなかったのは、前述の通り目的が仕入れだったり忙しかったり(前週は小鹿田の窯出しでした)というのはあったのですが、横浜から糸島に移住して以来自然がかなり身近になったので、大自然を楽しもう!という気分にそんなにならなかった、というのが実はありました。

が、しかし。店主は西表島の大自然を完全に舐めておりました、すみません。
実際に訪れた西表島はレベルが違いました。
少し車を走らせただけで圧倒され、車を停めて呆然と立ち尽くす店主。

工房 風花の中里さん(詳しくは仕入日記をどうぞ)との約束の時間まで結構余裕があったはずが、つい車を停めて撮影したり見入ったりしてしまい、あっという間に時が経ちます。
こういうところに住むって、どんな感覚だろう。

お昼はタコ炒飯セット。地元で採れたタコらしく、美味しかったです。
そして後から中里さんに聞いたのですが、夏川りみさんのお母様のお店だそうな。
島には一応飲食店はありますが少ないのと、閑散期は休む店も多いみたいですね。

仕入れ(仕入日記)の後はまた少し車を走らせ、水牛を見に。

由布島に水牛車に乗って渡れる場所なのですが、もう受付の時間は終わっていました。
歩いても渡れるみたいですが雨もパラついているし、レンタカーを返す時間も迫っているので今回は諦めます。

歩いて戻って来ている方が数名。

仕事を終えた水牛たちは腹ごしらえ。角が立派ですねぇ。
水牛車には乗れなかったけど、これを見れて満足。

お疲れさまです。

3日目。港近くの宿からの眺め。異国感。
この旅ではじめての南国らしい日差しかもしれない。
でももう石垣島に戻ります。

朝早過ぎて売店がまだ開いてなくて、仕方なく港付近をぶらり。

港のすぐ横にスナックパインなってる。

また50分ほど船に揺られ、石垣島に戻ってきました。
行ってみたいところがあったのですがそちらは当てが外れてしまい、結局また石垣港付近をぶらり。
やっぱり内地とはいちいち景色が違います。

初日から思っていましたが、やはり内地よりも台湾の方が文化が近い。
先日台湾に行ったばかりなので余計にそう感じたのかもしれませんが。
パインやマンゴーが特産なのも同じだし、お菓子にピーナッツや胡麻が使われていたり、豚肉料理が多いのも共通しています。
だからか景観も近いものがある。これは文化地理学の領域でしょうか。

そこまでお腹空いてないので、お昼代わりに港の売店でポーたまを。
こういうのが一番美味しいんですよ、結局。

何を隠そう食事を控えめにしてまで食べたかったのがソフトクリーム。暑いからね。
危うく適当にブルーシールのものを食べそうになったのですが、念のために覗いた奥の売店で見つけました、ご当地ソフト「マリヤソフト」。
これまた石垣の地元乳業マリヤ乳業によるソフトクリームで、もうこの色の違いからして期待高まる。
そしてその期待以上のお味!石垣に来たら絶対また食べることをここに誓います。

前述の通り当てが外れたことで空港でも時間が余り(こんなことなら西表でゆっくりしたかった)、ぜんざいも食べてしまいました。
店主の身体、きっと暑熱順化が進んでいなかったのでしょう。
一応断っておきますが、普段はこんなに冷たいものたくさん食べませんよ。
本島で食べるぜんざいよりも黒糖感が強い気がする。おいしい。

予備知識ほぼなく行った石垣と西表。青い海の画像は1枚もないけど楽しかった。
今回の旅で距離感などが少し分かったので、次はもう少し動けるような気がします。
次回は上原港の方から入って島を一周するのもありかな。

本来の目的の仕入れについては、こちらの仕入日記をご覧くださいね。

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