仕入日記番外:台湾旅行記 Day2
台湾2日目。
台湾朝食と言えば「鹹豆漿(シェントウジャン)」。
この日はホテルの朝食はパスしてローカルのお店へ。
持ち帰る人も多く、並んでいて少し待ちました。
台湾おにぎり、飯糰(ファントァン)も注文。でかいし握り締められてる。
鹹豆漿(シェントウジャン)は日本でも食べたことありましたが、飯糰(ファントァン)はお初です。
揚げパンとかいろいろ中に詰まっていて、台湾らしい風味と甘さが独特!でも美味しい。不思議。
朝食を済ませたら昨夜閉まっていた龍山寺へ。
定番の観光スポットでもあります。
この日が2/28だったからなのか、いつもこうなのか、かなりの人がいてお経を唱えたりしていました。
電車に乗って少し歩いて、次は中正紀念堂へ。
蒋介石を記念したこのスポットはこれまた観光の定番です。
それにしてもとんでもない規模です。
そこから台湾らしい道を歩いて移動した先は・・・
二二八和平公園です。
そう、前述の通りこの日は2/28。二二八事件の日なのです。
蒋介石を記念した中正紀念堂からほど近い場所に、何の因果が蒋介石率いる政府の弾圧に苦しんだ市民の為の公園がある、というわけです。(元々は日本統治時代に都市計画の一環としてつくられた公園)
中国からの圧力が増す中、この日が持つ意味は重みを増していると言えます。
公園内ではこの後式典があるらしく、その準備が進められていました。
さて、かなり歩いて疲れたので、とりあえずスタバ休憩を挟んで。
ふらふら寄り道しながら次の目的地へ向かいます。
ローカルなお惣菜屋さん、美味しそう!その上でヒラヒラしてるやつ何?
この後散策するのは永康街。これまた台湾の観光スポットのひとつ。
休日(二二八事件の日だから)なので観光客に加えて地元の人も多い中、とりあえず昼食です。
10~15分待ったでしょうか、でもその間に注文を聞いてくれるという無駄の無さ。
店内はローカル多めな雰囲気。これは良い店に入ったかも。
とりあえずビール。この台湾ビール、とても飲みやすいです。
ものすごく優しい味わいながら胡麻油が香る麺と、やっとありついた青菜炒め(初日はキャベツしか食べられなかった)がまたとんでもなく美味しい。
海老も文句なしに美味しい。どことなく香る薬膳のような風味。
そして一番はこのスープ!
塩味は台湾らしく控えめなんですが、こちらも漢方に使われるような何かが入っているようで、複雑で深みがあって、でもあっさりしていて永遠に飲める、そんなスープ。
サイズが割りとしっかりあったので、旦那とお腹たぷたぷになっちゃうね~なんて言ってましたが、食べはじめたら止まらない。きれいに飲み干しました。
身体に優しい美味しいものでお腹いっぱい、これぞ至福。
すっかり満足して永康街をぶらり。
ちょっと珍しい台湾のいいもの見つけたので、軽く店の仕入れも出来ました。
それにしてもこのバイク文化すごいですよね。1人1台が基本なのだそう。
旦那が行きたいところがあるというので、また歩いて移動します。
途中で図らずも人気の菓子店を発見。並んでましたが進みが早そうなので列に加わります。
きなこ?落花生の粉末?をまぶしたお団子で、一番人気は「花生」という落花生のあん入り。
最初よく分からずに一番ベーシックなのにすれば良さそうな?と「原味」を指差したら、お店の方が言葉が通じないのに親切に身振り手振りでこっちじゃないの?と教えてくれました。
店主が食べたかったのは一番人気「花生」の方だったので、感謝。素朴で美味しかった。
さて目的に到着。行天宮というこれまた人気の観光スポットで、関羽が祀られています。
関羽は後漢末期の武将で、今は武神・財神として崇められています。
なのでこちらには仕事運や金運を願ってお参りする人が多いみたい。
龍山寺と同じく、真剣に読経したりお参りしたりしている人が多いです。
台湾の人たちは信心深いですね。
まぁでも、日本でも有名なお寺とか神社では皆ちゃんとお参りするし、そういう感覚なのでしょうか。
お参りのスタイルも日本とは違い膝をつくので、設備もそうなってますね。
申し込むとスタッフが付いて線香を使って何かしてくれるみたい。
店主はスタッフの制服に目を奪われました。働く伝統的衣服、素敵。欲しい。
やっぱりバイクがすごい。
台湾でバイクや車の運転、店主はできる気がしません。怖すぎる。
バイク次々にくる。
どんどんくる。
ついバイクに注目してしまいますが、その奥のビル群もいかにも台湾。室外機の付き方!
そして少し歩けばすぐにこういったローカルな店が立ち並びます。
軽く腹ごしらえ。魯肉飯(ルーローハン)と鶏肉飯(ジーローハン)。
使い捨て容器の文化が色濃い中、ステンレスのボウル良いですね。
そういえばまだ、小籠包を食べてませんでした。食べておこう。
こうして出てくるとすぐ冷めちゃう・・・小籠包はあたたかい内に食べるべし。
日も暮れてきたので、電車で移動して大きめの夜市へ向かいます。
目指した夜市の真横には立派なお寺が。
外もすごいけど中もすごい。
擲筊(ポアポエ)もありました。
これは神に願い事が叶うか尋ねるもので、三日月型の赤い木片(ポエ)を2つ投げて占います。
ん?スヌーピーじゃね?
賑わう寺を出るとそこは、激混みの夜市。
休日なのでローカルも多く、普通に歩けないほど。
胡椒餅はどこも並んでいる上、絶対これだけでお腹いっぱいになるよね・・・ということで断念。
あちこちで思ったことですが、やはり台湾と沖縄は似てますよね。
地理的に近いことで暮らしも景色も文化も通じるところが多くて、とても興味深い。
なんだか人の多さに圧倒されて、何を食べれば良いか分からなくなっていた店主。
見つけました、動画見てめちゃくちゃ食べたかった白玉。
氷とあたたかい白玉を楽しむ「冰」が主流みたいですが、日が暮れると結構寒いし店主は冷え性。
一番人気の桂花綜合湯圓「熱」を注文しました。
文字通り桂花(金木犀)シロップ入りで、白玉は2種、胡麻あん、花生あんがそれぞれ入っています。
もっと良い写真ないのかよ、と突っ込まれそうですが、すみません寒いし人多いし場所ないしで、これだけ撮ってさっさと食べました。
結論、めちゃくちゃ美味しかったです。また食べたい。
人混みを避けて脇の路地に入ると、一気にローカル感が増します。
良い雰囲気だけど、女性ひとりではあんまり歩かない方が良いかも。