仕入日記番外:台湾旅行記 Day3
3日目の朝食はせっかくだからとホテルで頂くことに。
レストランからの眺め。
外でまたいろいろ食べたいので、控えめに。
バイキングで和洋中揃ってましたが、とりあえず珍しいものを中心にチョイスしました。
葱油餅(ツォンヨゥピン)をここで一応食べたけど、これは外で焼き立てを食べるべきですね。
鹹豆漿(シェントウジャン)は欠かせない。旦那とシェアだと辣油かけられないので、ここぞとばかりにかけ過ぎてちょっと辛かったです。
旅の間、大体夕方までは良いお天気で気温が高い。
日差しが強い分、寒暖差も激しかったです。
この日にまず店主が行きたかった場所が、ここ。カオス過ぎる店構え。
どうしてもこのローカルな青草茶が飲みたかったのです。
平たく言えばハーブティ。漢方とはまた違って、民間療法のひとつとして広まったものです。
龍山寺の近くにあるこの青草巷は、台湾で一番大きいそうで、青草茶などを売る店が軒を連ねていました。
身体の不調に苦しむ人々が寺の近くに集まったことから、自然と薬草を売る屋台が増えたようです。
どの店もなかなかにディープなので、旦那はこんなとこで買ったもの、飲むの・・・?と不安そうでしたが(自分がお腹弱いから心配になる)、店主は美味しく頂きました。
好き嫌いは分かれると思いますが、店主はこういう味、大好きです。もう1本買えばよかった。
主には暑さを凌ぐ為に飲むらしく、この日の日中はこの青草茶にかなり助けられました。
この日は迪化街(てきかがい/ディーホアジェ)へ向かいます。
電車で最寄り駅に移動して、歩きます。バイクすごい。
バイクすごい、マスク外せない。
着きました、言わずと知れた人気エリア、迪化街(てきかがい、ディーホアジェ)。
快晴で散策日和。みんな朝食を楽しんでますね。
とりあえず市場を覗いてみましょう。
奥には日本人観光客向けか、ちょっと違うお寿司屋さんがありました。
今も多いけど、昔はもっと日本人観光客が多かったんだろうな、と思わせる店や看板が台湾には多かったです。
何しろ日系の会社や店舗が進出しまくっていて、コンビニはほぼ日系でしたし。
どの市場もこうしたお肉屋さんのにおいが結構強烈でした。
豚肉が多いのも沖縄に通じるところがありますよね。
さて市場を出て、メインストリートを散策しますよ。
今でこそ観光スポットだしいろんな店がありますが、元々は乾物や漢方が中心だったとか。
近くのお寺の方かな。ローカルも利用する問屋街なのですね。
ちなみにこちら、迪化街で買った漢方入浴剤。めちゃくちゃ良かったです。
たくさん買えばよかった!
日本でも有名な、漁師バッグでお馴染みの店「髙建」。すんごい混雑。日本人多め。
店主がお世話になったのは髙建ではなくこちらの渋い店。
中国やタイからの輸入品を扱うところも多い中、無事に台湾製の竹細工を発見。
最後に写真撮らせてもらったら、少し笑ってくれた。
迪化街は結構広くて、少しメインから逸れるとこんな場所もあります。
お昼時ということもありローカルで賑わっていました。
すぐそばにお寺。日本も少し大きいお寺や神社の近くにはお店が並びますよね。
そしてやっぱりバイクすごい。
迪化街のメインストリートも、車道はバイクや車がびゅんびゅん来るので気を付けないと危ない。
店主は正直ここでランチも良いかなと思いましたが、旦那が市場の肉屋のにおいに食傷気味で、きれいめなお店に入ることにしました。
店構えは改装されてきれいでしたが歴史あるお店らしく、いい雰囲気の写真が飾られていました。
とりあえず台湾ビール。
一番人気らしきメニューを米粉(ビーフン)と意麺(イーミェン)それぞれで。
濃く見えるけど安定の薄味、そしてほどよい小さめサイズ。にんにく利いてた。
前日に食べたスープが美味し過ぎたので、ここでもスープをチョイス。
これも優しい味わいで美味しい。乾物街だけあって出汁がいい。グリーンのものはへちまです。
それにしても使い捨て容器の消費量が半端ない。
外食文化だから仕方ないのでしょうが、これからは仕方ないと言ってられる時代でもないような。
これを変えるのは国が動かないと無理でしょうね。
ケニアのポリ袋禁止令みたいに厳しく取り締まらないと。
台湾というとオードリー・タンみたいな人が然るべき役職についていたりして、進んでいる国という印象もありますが、実際にあちこち歩き回ってみると格差をものすごく感じます。
大きい駅や寺院の周囲にはホームレスもたくさんいました。
さて、仕入れもある程度できたので、次は旦那の行きたい場所へ向かいます。
揉めないように一応事前にそれぞれやりたいこと行きたいところを言い合って、お互いその時は文句言わない、と決めて来ていた我ら。
そしてやっぱりバイクすごい。
覗きたいレコード屋があるというので台湾の原宿、西門町(シーメンディン)へ。
途中路地を見ればバイクすごい。と、その奥の「前衛」の文字。これはディープ。
どうやらこの辺り、日本の秋葉原的な電気街らしく、家電やオーディオ、パーツ屋さんみたいな店がたくさんありました。
しかしその中でも異彩を放つこの店構え「前衛」。かつてはこだわりの店だったのでしょう。
勇気を出して入店しようとしましたが、残念ご不在のようで鍵がかかっていました。
中身が無事なら相当貴重で高価な真空管らしいです。旦那曰く。中身無事ならね。
レコ屋は3軒行きましたが残念ながら収穫ありませんでした。
台湾の原宿、西門町(シーメンディン)。若者多い。おじさんかわいい。
この時は気付かなかったけどウクライナ国旗持ってる人が写ってますね。
どうしても一度は飲みたかった50嵐のミルクティー。
軍配は初日に飲んだ「清心福全」でした。あくまで個人の感想です。
さぁ歩き回ってお腹空いてきました、今度はちゃんとしたお店で小籠包を食べますよ。
店主も旦那も長時間並んで待つの嫌いなので、鼎泰豊は諦めて京鼎樓にしました。
とりあえず台湾ビール。
熱々の小籠包ほんと美味しい。奥は烏龍茶の小籠包。美味しいけどベーシックが一番かな。
この玉子炒飯がすんごい美味しかったです。王道の味。
スープが2連続当たりだったので、またスープ。これは美味しかったけど普通。
どうしても一度は角煮が食べたい、と店主が言って注文した角煮。艶々。
が、すぐお腹いっぱいになって旦那にほとんど食べさせました。
いまだに「あの時、角煮めちゃくちゃ食べさせられたな~苦しかった~」と言ってきます。しつこい。
ちなみにお腹いっぱいだっただけで、美味しかったです。持ち帰って翌朝に食べたかった。
台湾の銀座か表参道か、というような都会を腹ごなしに軽く散策し、誠品書店本店の規模に感心しながらホテルへ戻りました。
夜市があるからか、台湾の街中の物販店は結構遅くまで営業してます。
それにしても夜市が毎日あるってすごいな。
なお、電車移動は結構スムーズ。切符買うにもチャージするにも日本語表示があって親切ですよ。