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2020-07-21

仕入日記:久しぶりの小鹿田

3月の窯出しは店の都合で見送って、行こうと思っていた5月は新型コロナで断念。
大雨の影響も心配される中、無事、昨年末以来の小鹿田へ行ってきました。

今回は初めて車で!!!
ペーパードライバーから2年以上かけて、何とかここまでこぎつけました。。。
先日の大雨で通行止めになっている道もあり、かなり狭い山道で迂回したりと冷や汗タラタラでしたが。。。

途中で寄り道したかったので、少し手前のうきはで宿泊。
さすがフルーツ王国だけあって、いろんな果樹をたくさん見られます。

今回の黒木昌伸窯の窯出しは午後からだったので、翌朝は余裕をもって焦らず出発。
朝から珈琲とプリンでひと息ついたりして。
固めのプリンにホイップクリーム、大好物です。

皿山へ向かう途中、3年前の豪雨被害のあった場所を通ります。
まだ工事途中だというのに、今年もまた大雨に見舞われた九州。
今年は3年前ほどひどくなかったとはいえ、ところどころ崩れている道がありました。

集落に入ると、いつもあちこちから聞こえるはずの唐臼の音が、あまり聞こえません。
それもそのはずで、先日の大雨で一部の唐臼小屋が浸水してしまったのです。

唐臼は川の水の流れを動力とするため、どうしても低い場所に設置されています。
なので浸水はこれまでも何度かあったとのこと。
自然と共にある仕事なんですよね。
皆さんお元気そうで、淡々と今すべき仕事をしておられる姿に安堵したと同時に、その仕事の在り方に少なからず感じるところがありました。

後半組の坂本浩二窯は窯詰めの真っ最中。
前半組が焼いた後、未だ熱がこもる窯の中に、これから焼かれるうつわ達が整然と並んでいました。
この日の皿山は30度超えの真夏日!ただでさえ暑いのに、窯の中はもっと暑い。暑さとの戦いです。

きれいに詰めないと、たくさん焼けません。
ちょっとした隙間にも小さなものが置かれています。一番上は伏せ合わせの鉢かな。
窯詰めもまた職人技ですね。

今回の窯出しは新型コロナの影響で業者さんも少なめ。
後半組の時は果たしてどうなっているでしょうか。

日田も観光業が大打撃を受けているようで、長引くとその影響があらゆる業種に及んでくるので、心配です。
手仕事の現場も例外ではありません。
仕入れ続けられるよう、頑張らなくては。

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