仕入日記:ガラス工房 清天
店主が手仕事にハマったきっかけになったのは、実は琉球ガラスです。
当時の仕事がなかなかに拘束時間が長く不規則で、精神的に疲れていた店主。癒しを求めて向かった先が、沖縄でした。
そこで生み出される手仕事の数々。中でも琉球ガラスは、沖縄の強い日差しの中で美しく生き生きと輝いて見えました。
久しぶりの沖縄。
一時期は年1回以上のペースで訪れていましたが、思い返してみると最後の訪問から5年は経っていたようです。
変わっているところ変わっていないところ、様々でした。
驚いたのは牧志公設市場の移転!ニュースをキャッチできてませんでした・・・
あんまり綺麗になり過ぎないで欲しいなぁと、勝手なことを思ったりします。
さて今回の一番の目的は、ガラスです。
やちむんも大好きなのですが、昨今の民藝ブームで新規参入はなかなか厳しい状況。まずは個人的な原点といえるガラスの仕入れだけはしなくては!と意気込んでいました。
訪れたのは「ガラス工房 清天」。戦後盛んになった琉球ガラスの一翼を担う工房です。
親方の松田清春さんは積極的に弟子を採り、独立も応援してくれるというおおらかな人物。
私が伺った時は吹きガラス体験をしていてとっても賑やかで、なんだか元気をもらえました。
ざっと工房内の案内もして下さって、最後には親方に促されて車とバイクの前で記念撮影。
帰りがけにはスイカまで頂いてしまいました。
まるで遊びに行ったようですが、しっかり仕入れもさせて頂いてます。
しっかりした作りで、いわゆる作家ものとは一線を画す職人らしい仕事の品々。
ぜひSHOPをご覧になってみて下さいね。
今回、ガラス工房 清天で修業して独立した「白鴉再生硝子器製作所」も訪れました。
今夏の仕入れには間に合いませんでしたが注文の話もできて、作り手の顔と現場を見られたのが何よりの収穫です。
こちらはご紹介できるのは少し先ですが、どうぞお楽しみに!
そこかしこに沖縄らしい景色。つい撮りたくなります。
琉球ガラスの歴史についてのこちらの記事も、ぜひご一読下さいね。