野の布 「自然の恵みを、染め、織る」
昨秋、大分の由布に「竹ん中舎」武田さんを訪ねた際、実はもう1人会いに行った作り手がいました。
それが今回4/11から期間限定でご紹介する「野の布」岡田鹿乃子さん。
美しい由布の田畑や山々を望む工房で、自然と共に在る暮らしだからこそ生まれる、風合い豊かな布づくりをしています。
目に入る度、ゆるりと心が綻ぶ、岡田さんのつくる布たち。
少しでも多くの方に手に取って頂けたら嬉しいです。

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野の布 – 岡田 鹿乃子 –
「自然の恵みを、染め、織る」
日時:2026/4/11 sat.-21 tue.(15, 16, 17 定休)
11:00-17:00
場所:MARKT SCHOLĒ(マルクトスコレー)
福岡県糸島市二丈深江8-3-10
✤作家在店日:4/12 sun.
大分由布の自然に囲まれた美しい工房で、風合い豊かな布をつくる、岡田鹿乃子さん。
大分の魅力に心奪われ移り住み、かつて学んだ染織を生業としました。
地域で採取する綿花などに加えて、世界中の魅力的なものも集め、
なるべく自然そのままを活かしながら染め、織り、
コースターや花瓶敷きなど、共に暮らしたくなる布に仕上げます。
それらはまるで、岡田さんの纏う柔らかな空気感そのもの。
ぜひこの機会に見て、触れてください


東京出身の岡田さん、元々染織には興味があり、大学ではテキスタイルを学びました。
当初は作家として活動する気はなく、就職した先でもの作りに関われたら、そんな思いだったといいます。

最初に就いた仕事は、もの作りにこだわる店としてファンが多いアパレルブランド。
販売員としての配属でしたが、上質なもの作りや店舗運営にもやり甲斐を感じ、仕事は楽しかったそうです。
それでもじわじわと湧き上がってくる「自分の手で作りたい」という気持ち。
そんなタイミングで、かねてより惹かれていた大分への移住も考えはじめます。
祖父母の家があった大分の美しい自然に、幼い頃から魅了されていた岡田さん。
まずは地域おこし協力隊として移り住みますが、自分が思うような、もの作りに携われる就職先が見つかりません。
それなら自分でやってみよう。これが作家活動をはじめるきっかけでした。

美しい自然の恵みを、なるべくその魅力そのままに表現したい。
そんな思いで素材と向き合う岡田さんのつくる布は、余計な飾りなどなく、だからこそ美しい、そんな布です。
自分の思い通りにしたいというより、目の前の素材の魅力をいかに引き出すか、それを優先しているからこそ、生まれる美しさだと感じます。

できることならゼロから自分でやりたい、そう思っているそうですが、1人ではさすがに難しい。
今は岡田さんのために綿花を育てはじめてくれた近所の農家さんをはじめ、地域の助けを得ながらの作家活動です。
一方で、世界各地の自然素材の美しい布を取り寄せて柿渋で染めたりと、織るだけでなく染めの仕事にも取り組んでいます。

作家としての原点は、学生時代に先生からふとした時に聞いた、毛織物の仕事。
夢は羊を自分で飼い、季節に合わせてその毛を刈り、それを紡いで織ることだそう。
飼うのは難しくても、刈るところからなら実現できるかも…?と、目論んでおられました。
作家として活動をスタートさせて、まだ3年ほど。
どんどん進化する岡田さんの布の”今”、拝見するのが楽しみです。
イベント会期2日目、4/12(日)には岡田さんが在店してくださいます。
布のこと、暮らしのこと、いろいろ聞いてみてください。










