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2024-09-18

仕入日記:夏の西表島

早くも今年二度目の訪問が叶った、西表島の「工房 風花」。
台風シーズンということで、確実に行って帰って来られるようにと今回は弾丸日程です。

弾丸と言っても石垣に最低でも一泊はしないといけないので、1日目は博物館に行ってみました。
これがめちゃくちゃ良かった。
その様子は仕入日記番外に書いておりますので、ご興味あればぜひ。

早朝の石垣港周辺。湿気はあるけどまだそんなに暑くない。

ターミナル内も静かだけど、パラパラと人が集まりはじめます。
早朝から開いている売店もあってありがたい。朝食にポーたまを買いました。

朝いちの船で、石垣港から西表島の大原港へ向かいます。
50分ほど船に揺られ、大原港で中里さんと約4ヵ月ぶりの再会。

前回は4月下旬で既に沖縄は梅雨の走り。生憎のお天気でした。
が、今回は晴れ!やっと南国らしい景色を拝むことができました。

ちなみに前回はこんな感じ。全然違う!

工房の裏には頂いて植えたという椰子の木がすくすく育っていて、花を見る事もできました。
ちなみに椰子の木の奥はサトウキビ畑。

椰子もいろいろ種類があるみたいですが、これが花だなんて不思議です。初めて見た。

窯出しの直後に伺ったので、前回以上にたくさん拝見することができました。
早くも定番人気となっているワンブーにマカイ、皿に湯呑にと完売しているアイテム含めていろいろ選ばせて頂いてます。

選ぶ合間にはやきものの話、ものの見方の話、中里さんのルーツに纏わる話などを様々伺い、お互いつい喋り続けて気が付いたら船の時間が迫っていました。
うーん、弾丸日程だとやっぱり物足りない!

前回のお話では祖母からの影響について語った中里さんですが、今回出てきたのは祖父の話。
これまた「もの」が好きで、行動力や好奇心の持ち主でもあったので各地で買い求めた国内外の「いいもの」をたくさんお持ちだったそうです。
無意識に「いいもの」を目にする機会に恵まれていて、それが中里さんの今に繋がっているのでしょうね。

慌ただしく港まで送って頂き、石垣へ戻る船に乗り込みます。
滞在時間約3時間の西表島行きでした。次こそはゆっくりしたい。

船内から見る海。ガラス越しだけど美しいこと。

今回は中里さん初挑戦の8寸皿も入荷しております。
昔ながらのやちむんらしい、どっしりとした作りで味わい深く、何を盛り付けても美味しそうに見えること間違いなし。

こうして作り手の変化や挑戦、成長を現在進行形で見られるというのはとても面白く、店をはじめて良かったなと思える瞬間でもあります。
工房 風花の品々、店頭とONLINE SHOPでぜひご覧ください。

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